どうやら、私ひとりが
三浦大知の復活に大騒ぎしているわけではないようで、朝のテレビ番組に生出演したり、かなり強力にプッシュされている模様です。
残念ながら、私はまだ「現在の大知クン」を見れてないんですけど(涙)。
そんな中、
2005年は三浦大知の年になると断言してくれているサイトを発見!
I’m Your Fanという音楽サイトを運営する「いけたな」さんのBlog部分の記事です。実際に大知くんのソロライブに行かれたそうで、これを読むとますます期待大!ですね。
さてさて、偉そうに「大知ってすごい!」と大絶賛してる私ですが、そういえばちゃんと
Folderのアルバムを聴いていなかったので、改めて聴いてみることにしました。
Folder
7 Soul
2000年の3月発売とのことで、ちょうど5年前。
つまり大知クンが12歳のときです。
そう考えると、やっぱり彼のすごさを感じますねえ。
あと、このアルバムが貴重なのは彼の「変声期」がリアルに感じられる点。
以前「トリビアの泉」で、「変声期の男の子の声を淡々と記録したレコードがある」というネタを扱っていました。それは全く無名の素人の声でしたが、このアルバムはプロの(というか、天才とまで言われた)歌手・三浦大地の記録ですから、彼本人にとっても「思い出のアルバム」になっているのではないかと思います。
何しろ、
一曲ずつ声のトーンが変わるので、それだけでも飽きないというか、面白いですよ~。
それを踏まえた上で、渾身の(?)全曲レビュー!!
1)Reality
のっけから、かなりカッコいい曲。エフェクターを使った大知クンの英語コーラスがお洒落です。低音は男の声ですが、高音になると「まだ子ども」な感じ。しかしこの曲は
TOSHI(久保田利伸)あたりに歌わせたら天下一品でしょうね。
2)Lady Butterfly
なんだかイントロのホーン使いが、
SMAPの「ダイナマイト」にソックリ・・・と思ったら、それもそのはず。作曲の小森田実さんは、ダイナマイト・SHAKEなど、一時期のSMAPの名曲の提供者でした。4曲目まですべて、小森田さんによるもの。「サディスティックなリズム しびれる腰つき」という歌詞はかなり大人びていますが、「唸り」まで聴かせてくれる大知クンの歌唱力に脱帽!
3)Everlasting Love - 日本語バージョン
名曲だと思います。子どもの歌で、これほど感動できるとは(涙)。
4)太陽だった
「あんなに朝が弱かった僕をいつも起こしてくれたのは、コーヒーの香りよりも君の甘い匂い」って・・・・(爆)。しかしながら、笑ってはいけません。彼自身にはまだ「色気」はなかったと思いますけど、「色っぽい歌い方」という技術はすでに取得してるんですよねえ。
5)サヨナラガイエナイ
ひとことひとこと、丁寧に歌い上げる大知クン。高音はやっぱ張りがあっていいですね。ここまでは、大知クンのソロアルバムかな・・・と思えるくらい、他の子の声が聴こえてきません(笑)。
6)You Make Me Feel Brand New
あの
STYLISTICSの名曲をカバー。ようやくメンバーのアキナちゃん登場。大知クンとのデュエット曲です。しかし、何を歌っても“大知節”になりますねえ。圧倒的な存在感というか。
7)Bad Routing
アキナちゃんソロ曲。
この子もかなり歌唱力があると思うんですが、ちょっとキレイすぎかな。
8)I Want You Back
これを聴いて、お!と思った大人はたくさんいるんじゃないでしょうか。
Jackson 5のカバーです。英語の発音に、多少突っ込みどころはありますが、もうそんなことはおかまいなしってくらい、耳に止まります。小学生でここまで歌えればもう、感動モノ。一度は聴いて損はなしです(^^) 。
9)Glory Glory – 7 soul Version
私が大好きなイチオシはこの曲。声は全くの「子ども」ですが、とにかく元気いっぱいの「大知ワールド」炸裂です!
10)Crazy For You
ここでまた、小森田さん作詞・作曲のナンバーが登場。「理性がメラメラと火あぶりにされていくよ」という歌詞がまたいいですね(笑)。大知クンの声、一気に低くなります。一体、どういう順番で録音したのか、各曲の「録音年月日」がこれだけ気になるアルバムというのも、レアです(笑)。
11)Bohemian Rhapsody
Queenまでカバーしちゃってます。これもまた大知クンの手にかかると彼の世界になっちゃいますね。
童子—Tがラップで参加してます。
12)I Want You Back – DJ HASEBE Remix
私はオリジナルのほうが好きですが、これもなかなかです。
13)Hello Again - Tinyvoice Young Soul Remix
これは10歳くらいの頃の声でしょうか?めちゃめちゃ可愛らしいです。でも、単なるちびっ子の歌では片付きませんね。やっぱ巧い!
14)Everlasting Love – 英語バージョン P.K.G Mix
ちょっとトランス風のトラックに、3)の英語バージョンの歌が乗っかってます。今現在の大知クンがどう歌うか、聴いてみたいですね(^^)。
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ってことで、初めて「日本人アーティストのアルバム」の全曲レビューをやってみましたけど、やっぱ歌詞がわかるっていいですねー!!(笑)
さて、このアルバムはとにかく
エンターテイメントとして楽しめると思います。
最初はちょっとだけ
「声の青さ」に戸惑いましたけど、繰り返し聴いてると、どんどん良くなってきて、10回くらいは聴いてますね(笑)。
天才と称された三浦大知くんが、恐らく10歳から12歳くらいに録音した曲の数々ですが、大人っぽい背伸びした歌詞に負けることなく、彼なりの解釈で歌っていて「大知ワールド」を作りあげてます。その個性というか、SOULが感じられる見事な歌いっぷりは、とにかく素晴らしい!
復活の前に、一度聴いてみたら楽しいかも。私はかなり気に入りました(^^)。