Utada
EXODUS
(2004年)
大変遅ればせながら、今回レンタルで聴きました。
しかし、去年の発売時、いろんな酷評がありましたねー。
英語で歌うと声量のなさが目立つとか、英語が下手とか、歌詞がダメ・・・とか(笑)。
でも、もともと、声量を売りにしてる歌手ではなかったと思うのに、なぜ?
彼女は完璧なバイリンガルだと聞いてるけど、なぜ?
ジャパニージー=お手軽女、と聴いてすぐに理解できた日本人がそんなにいるの?
な~んて疑問も沸いたりして、実は、じっくり聴いてみたらいいんじゃないのかなーなんて期待もあったり。
でも、聴いた感想は、
「好きな種類の音じゃないなー」のひとことに尽きるかな(笑)。
こういう、アンビエントというか、ちょっと不思議系?な音は苦手なんですよね。
たぶん、R&Bなアルバムを期待してた人はそう感じたんじゃないかな。
そこに
"Easy & Breezy"の歌詞批判なんかも、大々的に付随しちゃったんじゃないかなーと。
ライナーを読むと、並々ならぬ歌詞に対するこだわりを感じます。「頭の良さ」をアピールしたかったってことで、セクシーさやパワフルな歌声では勝負できないのは、本人も分かった上での決断だったんでしょうね。確信犯というか。
「電子おもちゃ箱」的な感覚で、楽しめる人もいるかと思いますけど、私はやっぱ、ファーストアルバムに感動したクチなので、このアルバムを繰り返し聴くことはないです(^^;)。
でも、個人的にヒカルちゃんのファンなので、これからも応援し続けたいと思います。
オタッキーな文学少女なところとか、いろいろ含めて魅力的な女の子だし。
それになんと言っても、
藤圭子さんの娘さんですし!!
浪曲家のご両親に育てられた演歌(歌謡曲?)歌手ですよ。
「圭子の夢は夜ひらく」なんていう、超くら~い歌(でも大好き!!)を歌った、言ってみれば
「和の代表」(?)みたいな方の娘さんが、バイリンガルでワールドワイルドに活躍する歌手になった・・・・ってだけで、エキサイティングじゃないですか!
藤圭子さんについては、ぜひ
Fuji Keiko Onlineをご参照くださいませ。
ヒカルちゃんのルーツがわかりますよ~。
彼女の歌は、
こちらで試聴してみてください。
改めて聴いてみると、めっちゃ巧いわー。それこそ、お母さんもR&B歌えるんじゃないの?と思ったりもします。