ようやくというか、やっとというか、
The Notorious B.I.Gのアルバム
Life After Deathを聴きました。
ビギーのDiscographyを改めて見てみたんですが、正式に彼の「生前」にリリースされたのは、94年の
Ready to Dieだけ・・・なんですね。
このLife After Deathは97年ですけど、発売は彼の死後だそうで。
つまり、自分自身で製作に関わったオリジナル・アルバムはわずか2枚。
その2枚とも、Source誌の5本マイクを取った作品ということなんですね!
うーん。そう聴くと、すごい人だったんだなあ・・・と思います。たった2枚のアルバムでここまで名声を残しちゃったんですから。
しかも享年24歳だとか!この風貌で24歳っていうのも信じがたいですけど。
両方のアルバムに「死」という言葉が使われているのも、何とも不吉です(-"-)。
Disc 1
1.Life After Death Intro
Sean "Puffy" Combsの、ビギーの死を悼むコメントから始まります。死の直後に発売されたアルバムですから、これを聞いて涙した方はたくさんいると思いますが・・・私自身は、Puffyという人にどうも「胡散臭いイメージ」があって、いかにも演出っぽい印象を受けてしまいました(^^;)。
2.Somebody's Gotta Die
リリックは不吉な内容らしいですが、ストリングスを使ったドラマティックなトラック。
3.Hypnotize
女性のコーラスが印象的。
4.Kick in the Door
DJ Premierプロデュース曲。よく聞く名前ですが、今でも活躍中の人?
5.#! *@ You Tonight
これはかなり好きなグルーブ感漂う曲。男性のボーカルとコーラスがすんごく素敵・・・と思ったら、歌ってるのは
R.Kellyじゃないですか!!
6.Last Day
モタモタしているのはビギーの声質であって、彼のRapがもたついてるワケではないのですね(笑)。
7.I Love the Dough
Jay-Z共演曲。声が若々しいですね、やっぱ。
今よりキレがあって好きかも!女性ヴォーカルもカッコよくて、好きな曲。
8.What's Beef?
うーん。このリリックは何言ってるのか知りたいなあ。対訳なしなのでわかりませんが。
9.B.I.G. Interlude
10.Mo Money Mo Problems
文句なく好きな昭和ディスコの香り漂うグルーブ感。
Diana Rossが元ネタだったのですね。
Puffyと
Mase共演曲。
11.Niggas Bleed
これはひたすらリリックで聴かせる曲だと思うのですが・・・そのうち調べてみます!
12.I Got a Story to Tell
この曲も同上なのですが、シンプルなビートはかなり好きです(^^)。
Disc 2
1.Notorious Thugs
ピアノのループが耳に残る、ドラマティックなトラック。
この曲のビギーはビックリするくらいの早口。もたついてるとか言ってごめんなさい(^^;)。
2.Miss U
これまた名曲じゃないでしょうか。美しいピアノと囁くようなバックのコーラスがすごーく良いです。私の大好きな「ぴーひゃら音(笑:こんな表現しかできないんですけど、よくうぇっさいのトラックに使われてますよね??)」が入ってます♪
3.Another
Lil Kimとの掛け合いが面白い。
けど、ビギーは「歌」は歌わないで欲しいです。
Jinのお父さんを思い出しちゃったよ(^^;)。
4.Going Back to Cali
ちょっとGなノリ?
5.Ten Crack Commandments
オールドスクールテイスト。
6.Playa Hater
あの~、ホントに歌は歌わないで欲しいんですけど!!
7.Nasty Boy
ベースラインと、ちょっとエロい雰囲気の女性のコーラスが好き!
8.Sky's the Limit
ちょっと雰囲気の良い曲だなあ・・・と思うと、サンプルとしてよく使われているのが、
Bobby Caldwellの曲。うまく説明できないけど、この人の曲がサンプリングされている曲はどれも好きなんですよねえ。
9.World Is Filled...
これまたベースがカッコ良い!!男性ヴォーカルの声も好きです。
10.My Downfall
電話の呼び出し音で始まる曲って多いですよね。マザーファッカーと連呼してるのが
DMC??
11.Long Kiss Goodnight
RZAプロデュース曲。
12.You're Nobody (Til Somebody Kills You)
奥さんだった
Faith Evans共演曲。
以前にも言いましたけど、正直なところ、
「ふてぶてしいルックスと、なんだかモゴモゴとした感じのくぐもった声」を持つ人なので、今ひとつ好きじゃなかったラッパーです。
もちろん、当時の音楽シーンを体験していて思い入れがあれば別でしょうけど、初めて聴く私にとっては、最初からガツーン!と衝撃を受けるような雰囲気ではありませんでした。
ですけど、よーく聴いてみると、トラックはメロウな感じのものが多く、コーラスも多用していて雰囲気もあり、思ったよりも聴きやすい感じがしました。
まとめとしては、Notorious B.I.G.本人のファンにはたぶんなれないけど、曲はかなり好き!って感じです。やはり、いろんな意味で「濃かった」と思われる96~97年のHipHopシーンの空気感というか、そういうものが伝わってきます。
デビューアルバムのビギーの方が、もっと精彩があって良かったという意見もあるようなので、次はReady to Dieを聴いてみようと思います(^^)。